| 曲目 | 演奏時間 | 演奏者コメント |
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1 Waltz No.2 A-flat major(As dur), Op.34-1 |
5' 13'' 2008/3/29
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舞曲系の華やかで明るいワルツで、第1番「華麗なる大円舞曲」のスタイルを踏襲して、その路線でさらに内容を豊かにした
華麗系ワルツの名曲です。ショパンのワルツの中で最も規模が大きく、1番、5番と並んで難易度が最も高い曲です。
曲中何回か登場する速い上昇音階、跳躍、和音の連打、コーダの速いパッセージなどが難しく、
きちんと仕上げる場合、これらが大きな課題となります。ショパンのワルツの中では、僕にとって最も古いレパートリーで、
中学生以来長年弾き続けてきた1曲ですが、弾き込みを決心して、やっと公開の運びとなりました。
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ワルツ第3番イ短調Op.34-2 Waltz No.3 A minor(a moll), Op.34-2 |
5' 20'' 2007/11/17
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憂鬱なワルツですが、この曲は作曲者自身、特にお気に入りだったそうです。
技術的にはそれほど難しくはないですが、左手が旋律を受け持ったりする他、プラルトリラーが頻出するので、
これらをごまかしなくきちんと弾くのはかなり難しいと思います。この曲は単調に弾いてしまっては
面白みに欠ける演奏になってしまうということもあって、単に憂鬱に弾くのではなく、表現の振幅を付けて
聴く人を飽きさせないように工夫してみました。
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ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」 Waltz No.6 D-flat major(Des dur), Op.64-1 |
1' 50'' 2007/1/22
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皆さんもご存知、「小犬のワルツ」です。恋人のジョルジュ・サンドが飼っていた小犬が自分の尻尾を追いかけて
くるくる回る様を音で描写したものと言われています。技術的には、装飾音をごまかさずにきちんと指定の場所に入れること、
細かいパッセージを粒を揃えて軽快に弾くのが結構難しいです。「初ショパン」として小学生が弾くのをよく聴きますが、
きちんと弾こうとすると難しい曲ですね。
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ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2 Waltz No.7 C-sharp minor(cis moll), Op.64-2 |
3' 20'' 2006/3/29
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ワルツの中では人気が高い作品です。憂鬱で晩年のショパンの心境が現れた作品ですね。
主部ではワルツリズムがマズルカ化していて、哀愁が漂う旋律ですね。
3回現れる8分音符の連続部では、右手の音の粒を揃えるのが結構難しく意外に弾きにくいです。
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ワルツ第9番変イ長調Op.69-1「別れのワルツ」 Waltz No.9 A-flat major(As dur), Op.69-1 |
4' 05'' 2007/7/30
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ショパンが25歳の頃、交際していたポーランド貴族の娘マリア・ヴォジンスカに贈った愛らしい抒情詩風ワルツです。
「別れ」というタイトルは、結局2人の恋が実らず、別れることになったことから付けられたものです。
結局ショパンはこの曲を恋人と自分だけの思い出の作品として生前公開せず、死後発見されて出版されたようです。
甘くロマンティックで夢見るような旋律が魅力で、ショパンの抒情詩風ワルツの名作の1つです。
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ワルツ第11番変ト長調Op.70-1 Waltz No.11 G-flat major(Ges dur), Op.70-1 |
1' 53'' 2007/7/9
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ショパンのワルツの中ではあまり人気がない曲ですが、個人的には好きな1曲です。
特に中間部には思い入れがあって、この部分を弾きたいがために、前後の部分も抱き合わせで練習したようなものです。
前後の主部は跳躍が多くて、気を抜くとミスタッチの連続になってしまう、かなり厄介な部分です。
この演奏も即席仕上げのため練習不足で、けっこうミスってます(苦笑)細かいところは目をつぶって(耳をふさいで)
聴いて下さいm(__)m
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ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2 Waltz No.12 F minor(f moll), Op.70-2 |
3' 25'' 2008/6/8
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ショパンの作品番号付きのワルツの中ではおそらく一番人気が低い曲ではないかと思いますが、
華やかさはないものの、抒情的で優雅な雰囲気の小品です。難易度的にも、1番から14番のワルツの中では、
技術的に最も易しい曲です。多少弾きにくい部分もありますが、ワルツ入門用の1曲として
皆さんにもおすすめしたい1曲です。
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ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3 Waltz No.13 D-flat major(Des dur), Op.70-3 |
2' 46'' 2006/12/27
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ショパンが祖国ポーランドを出国する直前、片想いをしていたソプラノ歌手・コンスタンツィア・グワドコフスカを思いながら
書かれたと言われる抒情詩的で優雅なワルツです。技術的な課題は主部に集中していて、冒頭の主題で旋律と他の声部とを
弾き分けることと、プラルトリラーをきちんと入れるのが課題です。易しく聴こえますが、
きちんと弾こうとするとかなりの難易度になります。
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ワルツ第14番ホ短調遺作 Waltz No.14 E minor(e moll), Op.posth |
2' 52'' 2006/10/3
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これも人気の高いワルツですね。短調ながら急速のテンポのワルツで、数多くの跳躍がこの曲の難易度を著しく上げています。
さらに、連打、プラルトリラーなどをきちんと処理するのも意外に難しく、演奏者にとっては嫌な箇所が多いです。
この曲は、何と言っても演奏効果の高いホ短調の主部が魅力ですが、中間部のホ長調の甘美な旋律も結構好きです。
少々ミスがありますが、とりあえずこの演奏を一旦アップしておきます。
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ワルツ第18番変ホ長調遺作 Waltz No.18 E-flat major(Es dur), Op.posth |
2' 06'' 2006/12/15
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この曲は、譜面には「ソステヌート」としか記されていないため、ワルツに分類するかどうか、意見が分かれているようですが、
現在は、「ソステヌートワルツ」または「ワルツ18番」として定着しているようです。
ほろりとするようなロマンティックな旋律が魅力的ですが、ショパンの曲としては、プレリュード7番とともに
最も易しい曲です。
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ワルツ第19番イ短調遺作 Waltz No.19 A minor(a moll), Op.posth |
2' 06'' 2006/12/14
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マイナーな遺作のワルツです。悲しい旋律が心にしみる曲ですね。弾いていて泣けてくる曲です。
この曲は演奏が非常に易しいため、ワルツ入門、初ショパンの曲としてもおすすめです。
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| 曲目 | 演奏時間 | 演奏者コメント |
マズルカ第1番嬰へ短調Op.6-1 Mazurka No.1 F-sharp minor(fis moll), Op.6-1 |
2' 45'' 2006/5/23
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ショパンの作品番号付きの最初のマズルカとしては、なかなかの佳作ですね。
中間部の装飾音符連続部は右手の各指の独立性が試される
意外な難所で、左手の跳躍をケアしながらマズルカリズムを表出するのが結構厄介だったりします。
この演奏は、まだこなれていないですね。ほとんどワンテイクで済ませてしまったので、
再度取り上げて差し替える予定です。
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マズルカ第2番嬰ハ短調Op.6-2 Mazurka No.2 C-sharp minor(cis moll), Op.6-2 |
2' 43'' 2008/8/31
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単純で素朴で規模の小さいマズルカです(楽譜で2ページ)。繰り返しがあるため演奏時間的には中規模ですが、
使われている素材(楽句)は少なく、やや魅力に欠けるような印象もあります。
技術的にも非常に易しく、マズルカの入門用という意味ではおすすめしたいマズルカです。
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マズルカ第3番ホ長調Op.6-3 Mazurka No.3 E major(E dur), Op.6-3 |
2' 01'' 2008/9/7
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快活で陽気な農民の舞曲といった趣の素朴なマズルカです。
アクセントも3拍目に来る小節や、2拍単位でアクセントが繰り返される部分も多く、
何となくマズルカの本場ポーランドの土の臭いを感じさせる曲調です。
技術的には右手の和音の連打や重音進行など、やや弾きにくく感じる部分はありますが、
マズルカとしても、全体としては易しい部類に属する曲です。
あまり魅力ある曲調とは言えないかもしれませんが、マズルカ独特のリズムや和声進行を楽しめる曲です。
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マズルカ第4番変ホ短調Op.6-4 Mazurka No.4 E-flat minor(es moll), Op.6-4 |
0' 47'' 2008/9/7
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非常に短く、あっという間に終わってしまう曲で、演奏時間は短いプレリュード並みです。
第一印象としては、ぼんやりしていてつかみどころのない曲と感じる人が大半だと思いますが、
実際その通りだと思います。曲の初めから終わりまで、孤独な独り言が続くイメージですね。
その中で2拍目や3拍目が頻繁に強調されるところがこの曲の唯一面白いところと言えそうです。
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マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1 Mazurka No.5 B-flat major(B dur), Op.7-1 |
2' 13'' 2006/5/23
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マズルカの中では一番有名ですね。皆さんもどこかで聴いたことがあるのでは?
溌剌とした軽快で明るい曲ですね。「有名曲」イコール「名曲」とは限らないのは皆さんもご存知の通りで、
マズルカにはもっと素晴らしい曲がたくさんあります。
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マズルカ第6番イ短調Op.7-2 Mazurka No.6 A minor(a moll), Op.7-2 |
3' 42'' 2008/9/13
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3部形式のマズルカです。主部はイ短調で、憂鬱で孤独な感じの右手の主題に対し、左手は基本的に1拍目が休符となっているのが
特徴的ですが、やや単純で面白みに欠けるような気もします。中間部はイ長調に転調し(途中、嬰へ短調も現れる)、
ここはリズム的に難しいだけでなく、右手の3連符の連打がやや弾きにくく感じました。
この曲はマズルカとしては演奏時間的にやや長めですが、これは繰り返し記号やダ・カーポ(D.C.)とフィーネ(Fine)が使われているためで、
実際は楽譜で2ページの小規模な曲です。
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マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3 Mazurka No.7 F minor(f moll), Op.7-3 |
2' 38'' 2008/7/13
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このマズルカは、Op.7の5曲のマズルカの中で、位置的にも存在的にも中心的な曲で、
最も芸術性の高いマズルカだと思います。序奏付きというのは珍しくないですが、ヘ短調の民族色の強い主題の他に、
中間部では、様々なパーツ、楽句が登場し、起伏や感興に富んでいて、多くの転調が現れ、マズルカにしては構成が複雑なため、
高度な音楽性を必要とする部分が多い曲です。
個人的には初期のマズルカの中では、傑作の部類に入る曲だと思います。
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マズルカ第8番変イ長調Op.7-4 Mazurka No.8 A-flat major(As dur), Op.7-4 |
1' 10'' 2008/9/13
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この曲も、マズルカの中でも特に小規模な曲の1つです。
3部形式の主部は変イ長調で、不安定な左手の伴奏音型と軽快な楽句が特徴的です。
曲が短いながらユニークな中間部が挿入されていて、ここは変イ長調のテーマが示された後、
可憐なスタッカートでこのテーマが即興的に変奏されます。その後、いきなり何の脈絡もなく、
イ長調のエピソードが挿入されるところもユニークです。
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マズルカ第9番ハ長調Op.7-5 Mazurka No.9 C major(C dur), Op.7-5 |
0' 39'' 2008/9/13
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プレリュード並みの演奏時間の曲であっという間に終わってしまう、軽快で短い曲です。
序奏と終結とでGオクターブの連打による4小節の同じ楽句が使われているのも特徴的で、
メインの部分は前半はハ長調、後半はト長調で、同じものが繰り返されます。
マズルカの中では最も重要度の低い曲の1つと思いますが、ユニークな曲ではあると思います。
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マズルカ第10番変ロ長調Op.17-1 Mazurka No.10 B-flat major(B dur), Op.17-1 |
2' 18'' 2007/8/28
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「華麗なるマズルカ」と名付けたくなるような厚い和音が連続するマズルカです。
右手のプラルトリラーなど、意外に弾きにくい部分がありますが、そこをクリアできれば、流れが単調な分、
ものにしやすく、仕上げやすい曲だと思います。妥協の産物ですが、1日仕上げということでお許しを…。
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マズルカ第11番ホ短調Op.17-2 Mazurka No.11 E minor(e moll), Op.17-2 |
2' 01'' 2006/12/9
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憂鬱なマズルカです。主部のホ短調の憂鬱な気分を引きずったまま、中間部に入りますが、
ここはハ長調のであるにもかかわらず、鬱々とした楽想で、Durに哀愁を込めることができるショパンの才能を
感じさせますね。中間部後半は、低音をG音に保ったまま、1音毎に和声を変えるという、いわば「遊び」、「実験」
をやっていて、憂鬱の中に「冗談」、「遊び」を盛り込むという試みがなされているようです。
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マズルカ第12番変イ長調Op.17-3 Mazurka No.12 A-Flat major(As dur), Op.17-3 |
4' 09'' 2008/7/13
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冒頭の主題は、掛留音とシンコペーションを多用してハーモニーとリズムの不安定さがユニークですが、
同じ楽句の繰り返しが多く、極めて冗長な(ある意味ナンセンスな)音楽と感じます(ショパンには失礼な言い方かも^^;)。
にもかかわらず僕がこの曲を取り上げたのは、中間部が好きだからです。この中間部は、先程の変イ長調の掛留音のホ音を
主音としたホ長調で、遠隔調でありながら主部の主題との調性的な関連付けがなされているところがユニークです。
中間部は音楽性満点のホ長調の旋律と、ロ長調の軽いレッジェーロの上昇音階の2つの題材、どちらも魅力的です。
冒頭部分を聴いて「つまらない」と思わず、是非、ここまで聴いてほしいです。
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マズルカ第13番イ短調Op.17-4 Mazurka No.13 A minor(a moll), Op.17-4 |
4' 29'' 2008/7/27
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憂鬱なマズルカです。テンポが遅く音の数が少なくシンプルな譜面の曲ですが、左手の和音は小刻みかつ微妙に変化していて、
その移ろう微妙な和声が深い陰影を作る名曲です。本当にこの曲は繊細すぎて、
悪く言えば病的な印象がありますが、その特徴をどの方向に引き出すか(打ち消すか増長させるか)は
演奏者に委ねられています。ここでは、この曲の持つ憂鬱で病的な感じを目いっぱい出したかったこともあって、
遅めのテンポで1音1音にそれぞれ異なった深い陰影をつけることを強く意識して弾いています。
中間部は同名長調であるイ長調に転調し、低音のバスのA音がほとんど変化せず一定していることにより、
マズルカ本来の郷土色(土臭さ)が強調されているという印象を持ちました。
最後は、序奏に使われているのと全く同じ楽句がそのまま使われていますが(これはノクターン10番と似てますね)、
結局、イ短調の終止和音ではない和音を最後に、終了感のないまま消えるように終わります。
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マズルカ第14番ト短調Op.24-1 Mazurka No.14 G minor(g moll), Op.24-1 |
2' 52'' 2007/10/27
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マイナーなマズルカの中でもかなり地味で素朴な作品です。主部はト短調の憂鬱な第1主題と、途中から現れる2拍子の混じった
変ロ長調の第2主題からなり、中間部では変ホ長調に転調して、やや盛り上がりを見せます。主部が戻ってからは
第1主題のみ再現されて静かに消えるように終わります。このマズルカは、マズルカの中でも技術的にかなり易しい部類に入ります。
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マズルカ第15番ハ長調Op.24-2 Mazurka No.15 C major(C dur), Op.24-2 |
2' 20'' 2008/9/6
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素朴で愉快な農民の舞曲といった趣のリズミカルなマズルカです。3部形式で、主部はハ長調で黒鍵を全く弾かないという徹底ぶりですが、
譜面そのものは易しくても、3535〜のトリルや連打、装飾音が集中し、技術的には決して易しいとは言えない(初級レベルではない)曲です。
中間部は変ニ長調に転調して、ここでも3拍目にアクセントを付けるなどリズミカルで、マズルカ独特のリズム感がユニークです。
全体的に2拍目や3拍目、時には1拍目にアクセントを多用し、何とも不思議なリズムを持つ曲ですが、
マズルカのリズムを本能的に感じ取って表現できるかどうかが良い演奏をする上で重要なポイントになると思います。
この演奏の中で自分のやりたいことは一応やったつもりですが、本当にこれでよいのか、正直なところ自信はないです。
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マズルカ第16番変イ長調Op.24-3 Mazurka No.16 A-flat major(As dur), Op.24-3 |
2' 10'' 2008/9/6
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ワルツ風の優雅なマズルカです。3部形式の主部は、バス&2つの和音からなるワルツ風の左手の伴奏の上に、
右手で単旋律を奏でるという明快で分かりやすい作りは、ワルツを彷彿とさせますが、
右手のリズムは、やはりマズルカのものですね。中間部の短いエピソード風の進行は
2拍単位となっていて、3拍子でありながら「2拍子」を意識しながら演奏することが要求されています。
技術的にはマズルカ全曲中最も易しい部類に入る曲で、優雅で親しみやすいマズルカです。
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マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4 Mazurka No.17 B-flat minor(b moll), Op.24-4 |
5' 00'' 2008/9/7
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数あるショパンのマズルカの中でも屈指の名曲です。マズルカの中では25番、32番、35番のような名曲と並ぶ最大の規模を持ち、
曲想やモチーフを豊富に盛り込んで統一することに成功した音楽性豊かなマズルカと言えます。
序奏は「はさみうち」で、上の音と下の音が半音ずつ狭まりながら主部の第1主題につながります。
第1主題は変ロ短調→変ニ長調→へ短調→変ロ短調と2小節毎に転調し不安定さがユニークですが、
この主題は登場するたびに変化します(一種の変奏)。中間部はソットヴォーチェの導入部から始まりますが、
聴きどころは強奏と弱奏が交互に繰り返される音楽性豊かな後半部です。ここは強弱だけでなく、
楽譜の指示に従いながら共感を持ってテンポを動かす必要がある部分です。
主部の再現は短く行われ、静かな長いコーダによって消え入るように終わります。
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マズルカ第18番ハ短調Op.30-1 Mazurka No.18 C minor(c moll), Op.30-1 |
1' 38'' 2008/7/13
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主部は、孤独なモノローグといった趣の憂鬱な旋律が流れてきますが、実は拍の頭の音は和音を取るために1指が
「占領」されていることが多いので、他の指、特に3指〜5指を使いながら、装飾音付きの旋律をきれいに均質に
弾かなければならず、「慣れ」を必要とします。技術的には易しいですが、3指〜5指が十分に強く独立していることが
前提となります。中間部は変ホ長調に転調して、幾分明るい情緒を見せます。
短いながら、芸術性の高い見事な小品だと思います。
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マズルカ第19番ロ短調Op.30-2 Mazurka No.19 B minor(h moll), Op.30-2 |
1' 19'' 2008/7/27
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短い曲ですが、曲想の変化に富んだユニークで面白いマズルカです。
冒頭はリズミカルで、ピアノとフォルテが唐突、交互に繰り返されますが、次の部分ではピアノから始まって、
徐々にクレッシェンドして高揚していきます。同じ楽句は曲の最後にもう一度現れますが、その間に、
右手は同じ音型を繰り返しながら、左手の伴奏和音の構成音が微妙に変化し、それぞれ異なるニュアンスを持っているのが
非常にユニークです。短い中に面白い要素が盛り込まれたマズルカです。
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マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1 Mazurka No.22 G-sharp minor(gis moll), Op.33-1 |
1' 33'' 2007/8/31
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憂鬱な出だしで始まりますが、13小節目(細かく言えば12小節目第3拍)から変化が現れて、
ロマンティックな曲想に変化して聴く人を惹きつけます。1分30秒〜40秒であっという間に終わってしまう
短い小品ですが、哀愁やロマンを帯びた素敵な曲想を持ったマズルカの名曲だと思います。
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マズルカ第24番ハ長調Op.33-3 Mazurka No.24 C major(C dur), Op.33-3 |
1' 58'' 2008/9/14
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長調のマズルカとしては珍しく、ゆっくりとした静かな癒し系の曲です。
両手の1指どうしが交差するため、最初はやや弾きにくく感じる人も多いと思いますが、
弾き慣れてしまえば、難易度は非常に低く、数あるマズルカの中でも最も易しいものの1つと言えます。
活発で明るい名曲である23番と、詩情豊かな名曲である25番の間に挟まれた、束の間の休息といった感じの曲です。
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マズルカ第25番ロ短調Op.33-4 Mazurka No.25 B minor(h moll), Op.33-4 |
5' 29'' 2008/9/14
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数あるマズルカの中でも特に内容が豊かな名曲として、多くの人に親しまれている曲です。
やはり3部形式で書かれていて、主部はプラルトリラーを多用して美しい旋律に彩りを添えています。
主部ではほぼ同じものが2度繰り返されますが、その繰り返し単位の最後には跳躍が連続する部分があり、
演奏効果を上げています。中間部はロ長調に転調し、ここはこの曲の中で最も詩情豊かで美しい部分だと思います。
頻繁に転調するため、それを魅力的に聴かせるためにはテンポルバートが必要になります。
中間部後半では、跳躍が必要になる部分が登場し、ここもやや難易度が高い部分です。
この曲はショパンのマズルカの中では難易度がやや高めで長い曲ですが、
是非、皆さんにも取り組んでいただきたい、おすすめの1曲です。
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マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1 Mazurka No.26 C-sharp minor(cis moll), Op.41-1 |
3' 26'' 2006/12/9
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作品41の4つのマズルカはショパンの逃避行先のマジョルカ島で書かれたと言われています。
このOp.41-1のマズルカは、主部の出だしが少し変わった音階で、嬰ハ短調にもかかわらず、D音に♯が付かないため、
不思議な印象を与えます。もう1つの主題は同名長調に転調してリズミカルです。
そして、中間部の嬰ヘ長調の極上の旋律…この部分が好きなため、あえてこの曲を取り上げたのですが、
主部が再現された後の6度の中のプラルトリラー攻撃が結構きつく、結局ここはピアノのアクションのせいにして、
妥協して逃げてしまいました。即席仕上げになってしまいましたが、もっときちんと練習しないとダメですね。
なお、この曲は、マズルカの中では、33番、38番と並んで特に難しい曲ではないか、と思います。
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マズルカ第27番ホ短調Op.41-2 Mazurka No.27 E minor(e moll), Op.41-2 |
2' 13'' 2006/12/9
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憂鬱な曲調で、マジョルカ島に降る雨を僧院の中から眺めているような沈鬱な雰囲気が漂っています。
この憂鬱な旋律とハーモニーは、一種独特のもので、特にロ長調に転調してからの和声及びその進行はかなり特異なものです。
聴けば聴くほど、何か不思議な雰囲気が漂いますね。この曲は技術的には非常に易しいため、取り組みやすいと思います。
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マズルカ第29番変イ長調Op.41-4 Mazurka No.29 A-flat major(As dur), Op.41-4 |
2' 18'' 2007/8/31
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ワルツ風で優雅な曲調のマズルカです。優雅さがより一層際立っているのは、変イ長調という調性のためだと思いますが、
技術的には、マズルカ全曲の中でも非常に易しく譜読みも易しいため、初心者の方にもおすすめしたい1曲です。
但し、優雅さを出すためには、ちょっとした表現のコツがいるようです。
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マズルカ第30番ト長調Op.50-1 Mazurka No.30 G major(G dur), Op.50-1 |
2' 37'' 2008/7/20
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リズミカルで明るいマズルカですが、明るさの中にも優雅さがあり、哀愁やメランコリーなど、
豊かな楽想に彩られた内容の濃い典型的な中期のマズルカです。技術的には、右手の6度和音が連続する箇所が多く、
多少弾きにくいため、丁寧な練習が必要です。但し、マズルカの中でも技術的には難しい部類には入らないため、
気軽に取り組むことができる曲です。
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マズルカ第31番変イ長調Op.50-2 Mazurka No.31 A-flat major(As dur), Op.50-2 |
3' 12'' 2008/4/6
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ロマンティックで優しく優雅な旋律が魅力的なマズルカの小品です。中間部の和音は幅が広く、短10度が届く手の大きさが必要で、
さらに連打が多少弾きにくいですが、全体的にはマズルカの中でもかなり易しい部類に入ります。
音楽的にはマズルカ独特のリズムや繊細な表現が必要とされますが、取り組みやすい曲だと思います。
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マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3 Mazurka No.32 C-sharp minor(cis moll), Op.50-3 |
5' 18'' 2008/3/29
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マズルカの中では規模が大きく、名曲としての評価が定まっています。主部は、遠くからかすかに聴こえてくるような音で
始まり、哀愁漂う憂鬱な旋律が心にしみる部分と、突然フォルテの和音で始まる後半部からなります。
中間部は右手で同じ音型を繰り返しながら左手の伴奏が微妙に変化することにより曲調に微妙な変化を付けているところが
ユニークで面白い試みとなっています。
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マズルカ第36番イ短調Op.59-1 Mazurka No.36 A minor(a moll), Op.59-1 |
3' 42'' 2006/7/24
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ショパンのマズルカの中で最も好きな作品と言い切ってもよいのが、このOp.59-1です。
疑いなく、ショパンのマズルカの最高傑作の1つだと思います。哀愁に満ちた旋律で始まりますが、微妙な感情の揺れ動きの
重ね合わせの結果、物理的にかなりの振幅を持った幅広いデュナーミクとアゴーギクにまで達します。
それを違和感なく聴き手に聴かせるのが、演奏者にとって大きな課題ではないか、と思います。
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マズルカ第37番変イ長調Op.59-2 Mazurka No.37 A-flat major(As dur), Op.59-2 |
2' 26'' 2007/9/24
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このマズルカも名曲の1つだと思います。充実した力強いハーモニーの中に、優雅さがあり、
明るい曲調にもかかわらず、哀愁が漂っています。マズルカではありますが、むしろワルツに近い雰囲気です。
親しみやすさと分かりやすさから、多くの人に親しまれているマズルカの1つです。
演奏はそれほど易しくないですが、是非皆さんにも取り組んでいただきたい1曲です。
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マズルカ第38番嬰へ短調Op.59-3 Mazurka No.38 F-sharp minor(fis moll), Op.59-3 |
3' 22'' 2006/10/5
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これも特別にお気に入りのマズルカで、ショパンのマズルカの最高傑作の1つだと思います。
マズルカリズムを強調する弾き方をしてみましたが、演奏者自身、ポーランド本場のマズルカリズムを知らないため、
少し不自然に聴こえるかもしれないですね。それとこの曲は、マズルカ全曲の中で、技術的に一番難しいのではないでしょうか。
マズルカは大抵の曲は譜面の音をそのまま出せば、一応それらしく弾けてしまうのですが、この曲の場合、
なかなかそういうわけには行かず、ちょっと時間がかかりました。途中怪しいところもありますが、
とりあえずこの演奏で一旦打ち切りとします。再度、取り上げたときに差し替えしたいと思います。
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マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2 Mazurka No.40 F minor(f moll), Op.63-2 |
1' 58'' 2007/10/27
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寂しく孤独感漂うマズルカです。独り言のようなヘ短調の旋律が物憂く孤独に奏でられます。
右手のゆっくりした8分音符が連続するところでは、一音ごとに異なったニュアンスを持つため、
ルバートや間の取り方など、音楽的な表現が難しいと思います。マイナーなマズルカの中でも
さらにマイナーで影の曲という存在ですが、味わい深い曲だと思います。
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マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3 Mazurka No.41 C-sharp minor(cis moll), Op.63-3 |
2' 16'' 2006/12/18
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哀愁に満ちた旋律美が魅力的なマズルカの名曲です。非常に内省的で微妙な陰影に富んだ曲で、表現が難しいと思いますが、
この曲の一番の特徴、聴きどころは、曲の最後にカノンが登場するところです。バロック時代のカノンとは違いますが、
このようなマズルカに、緻密な対位法的処理、多声音楽を登場させるところに、ショパンの斬新な試みが見て取れて
非常に興味深い作品です。
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マズルカ第42番ト長調Op.67-1 Mazurka No.42 G major(G dur), Op.67-1 |
1' 16'' 2008/7/6
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素朴で不思議なマズルカリズムが濃厚に現れていて、ポーランド農民の舞曲といった趣を持つ曲です。
3拍子とはいっても、拍の間の取り方やアクセントが付く拍がワルツの場合と違っていて、リズムの取り方が難しいと思います。
この曲を聴くと、本場ポーランドでマズルカがどのように踊られるのか、何となくわかるような気がします。
この曲は装飾音が多く、マズルカの中では技術的にやや難しめの曲ですが、
半日で無理やり仕上げてしまいました。本当はもう少し速いテンポの方がこの曲の良さが生きるというのは
分かってはいたのですが…(苦笑)明らかに弾き込みが足りないですね。
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マズルカ第43番ト短調Op.67-2 Mazurka No.43 G minor(g moll), Op.67-2 |
2' 03'' 2006/12/18
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ト短調と変ロ長調(この2つは平行調)の間を不安定にさまよいながら、物憂い旋律が淡々と流れていきます。
3拍目のスフォルツァンドや突然のフォルテなどがあって、このような部分では音色の変化も同時に要求されていて、
弾いていると表現の面白さを感じさせてくれる曲です。この曲は、良くも悪くも単調に弾かないで、
聴く人を退屈させず、面白く聴かせるのがポイントだと思います。
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マズルカ第44番ハ長調Op.67-3 Mazurka No.44 C major(C dur), Op.67-3 |
1' 38'' 2008/7/12
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ハ長調ながら遅めのテンポで、瞑想的で素朴な曲想を持つマズルカです。
単純なテーマが単音で示された後、今度は主に6度の和音を用いてテーマが再現されますが、この6度の和音の連続の中の
上の音に入ってくるプラルトリラーが多少弾きにくいです。中間部は非常に短くエピソード風のト長調のパッセージからなります。
この曲はハ長調ということで譜読みも易しく、仕上げるのに時間がかからないので、気軽に取り組むことができる曲です。
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マズルカ第45番イ短調Op.67-4 Mazurka No.45 A minor(a moll), Op.67-4 |
3' 04'' 2006/7/26
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マズルカの中では一般的な認知度、評価ともに高い作品で、優美で哀愁を帯びた旋律が心にしみます。
イ短調の主部はまさにショパンの悲しみの涙。対して中間部は同名長調(イ長調)に転調し、わずかに
明るい光が差し込んできます。
曲全体に渡ってマズルカ独特のリズムが濃厚に表れていますが、ここでは、マズルカリズムを
強調せず、遅めのテンポで哀愁漂う雰囲気を出す方向で演奏しています。
ちょっと大人しすぎたかも?
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マズルカ第46番ハ長調Op.68-1 Mazurka No.46 C major(C dur), Op.68-1 |
1' 41'' 2008/9/16
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快活でリズミカル、かつ力強さも兼ね備えたマズルカです。
ハ長調の主部は、前打音、プラルトリラーの装飾音や連打など、やや弾きにくい部分があり、
マズルカとしては難易度もやや高めです。中間部はヘ長調に転調し、響きが美しい部分です。
全体的に旋律、和声ともに単純明快で、曲想的にはショパン特有の詩情には乏しい感じですが、
哀愁に満ちたマズルカをずっと聴いてきた耳には、むしろ新鮮に響く曲だと思います。
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マズルカ第48番ヘ長調Op.68-3 Mazurka No.48 F major(F dur), Op.68-3 |
1' 37'' 2008/9/16
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この曲も快活でリズミカルなマズルカですが、Op.68-1ほどの華麗な力強さはなく、シンプルに書かれています。
但し、付点音符を含んだ6度の連続などでは、メロディーラインの表出に丁寧さと滑らかさが要求されている上に、
快活さも失わないことも必要で、これがこの曲の一番の課題ではないかと思います。
短い中間部は一応変ロ長調ですが、E音にナチュラルが付いているため音階的にはやや不思議な響きです。
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マズルカ第49番ヘ短調Op.68-4 Mazurka No.49 F minor(f moll), Op.68-4 |
1' 54'' 2006/3/31
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ショパンの絶筆となった文字通り最後の作品、ショパンの白鳥の歌です。ショパンはこの曲を病床で書きましたが、
一度もピアノで音にすることができなかったそうです。
一聴すると印象の薄い曲のように思えますが、悲しみに似た感情は確かに存在しているようです。
しかし、これは悲しみを超越した悟りの境地、
諦観と捉えた方が感覚に合うようです。神々しいばかりの美しさを持った作品で、個人的にはマズルカの傑作に数えています。
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マズルカ第58番変イ長調遺作 Mazurka No.58 A-flat major(As dur), Op.posth |
1' 24'' 2007/8/28
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この曲は、ショパンの死後、ショパンの知人マリア・シマノフスカ(1831年他界)のアルバムの中から発見された遺作で、
「シマノフスカ」という副題が付いた短いマズルカです。自筆譜には1834年の日付が記されており、その年の作とされているようです。
軽いレッジェーロを使いながら、軽妙で品の良いパッセージが奏でられていく優雅な小品です。
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