ショパン演奏(MP3) - 練習記

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ここでは、演奏公開を思い立ってから現在までの練習、その他のことについて、書き綴っていきます。 これを読めば、トップページに載せてある演奏は、どの程度の期間練習し、どのように苦労したのか(またはどの程度手抜きしているか) が分かります。演奏を聴くだけの方にとっては時間の無駄にしかならないと思いますが、少しでも 僕自身の練習の様子が気になる方は、定期的にチェックしてみてください。 これは、言ってみれば、僕自身の一種の練習日記です。

演奏公開をするまでの経緯

0. 演奏公開を思い立つまで
実は僕は独学の期間が長く、見知らぬ人に演奏を聴いてもらう機会はほぼ皆無に等しいのですが、 インターネットを使えば、見ず知らずの訪問者の方に演奏を聴いてもらうことができる、ということで、 インターネットを始めた当初からその実現の可能性は知っていました。 ネット上で演奏公開している人の演奏は今までにも色々聴いてきて、 僕もこのように自分の演奏を公開して、練習の励みにできたら、と思っていたのですが、 その方法を知らずに数年の月日が流れてしまいました。 もともと僕は神経が細いほうですし、ネット上に自分の未熟な演奏を公開することには 一種の抵抗がありましたが、それでも、自分の演奏を公開して、実際に聴いてくれた人から感想をいただけたら、 練習の励みになるのではないか、と思って、その間で気持ちが揺れ動いていました。 実は2年ほど前に、電子ピアノのヘッドフォンの端子の1つをパソコンのマイク端子に入力して、 録音する方法を知ったのですが、音量や音色が安定せず、波打っていて、とても聴ける録音ではなかったんですよ。 この原因が分からずにまた時が経ってしまったのですが、今年2月、ネットで調べてその原因らしきものがやっと分かりました。 実は、音源発生媒体(電子ピアノなど)から直接PCに取り込むという形で録音をすると、 PC内部で常時発生しているノイズを拾ってしまうようで、これが原因でまともな音質にならない、ということのようです。 この問題を解決してくれるインターフェース機器の存在を知ってから、その商品情報を色々調べた結果、 少々値は張りますが、良さそうなものを見つけました。 これは、今演奏を公開するときに常に使っているもので、ONKYOのSE-U55GX(B) という機種のものです。電子ピアノからこの機器を経由して、PCのUSB(マウスの2つの差込口の1つ)に差し込んで 録音してみたら、音質が飛躍的に向上していて、感動しました。 このことをもっと早く知っていれば、と思いましたが、 このような知識を得られたことで、次第に演奏公開が現実味を帯びてきました。

1. 使用しているピアノについて
現在の演奏は、全て、ヤマハのデジタルピアノの中で2番目に値段の高い、DGP-7で録音したものです。 これはグランタッチと呼ばれる、「グランドピアノアクションを搭載」とうたっている機種ですが、 実際に弾いてみると、やはり、タッチやアクションは本物ピアノには及ばないことを実感しています。 同音連打やトリル、速いパッセージなど、素早い鍵盤の戻りが必要な部分で少し不満を感じるのも事実ですが、 これは演奏者のテクニックでカバーすることもできるようで、一概にピアノのせいにはできない、とも感じています。 それと、このピアノは、クラビノーバなどの一般の電子ピアノよりもアクションがかなり重いです。 下手をすると、普通の生ピアノよりも重いくらいで、これを弾いていると、「もっと指の筋力がほしい」 と感じることもあります。本物ピアノに近づけようとして、アクションを重くしているのだと思いますが、 「少々やりすぎでは?」と感じていたりします。

本当は僕は電子ピアノを使いたくなかったのですが、練習できるのがほとんど夜遅い時間に限られているために、 これを使わざるを得ない状況になっています。そしてもう1つの理由は、録音の音質です。 アコースティックピアノの音をマイクでPCに取り込んだ場合と、電子ピアノの音を(USBインターフェース機器を介して) 直接PCに取り込んだ場合とでは、音質に歴然とした差があって、どう頑張っても、生ピアノでの高音質の録音は 今の僕の知識では不可能であることが分かりました。これは僕自身のピアノを鳴らす技術にも原因がありそうですけどね。 それと、生ピアノの場合、気温、湿度、マイクセッティング、ピアノの蓋の開閉状態、 置き部屋の状態(カーテンの有無、ドアの開閉状態など)などによって音質が大きく左右されますし、 それ以上にピアノ自体の性能に大きく左右されるため、貧乏サラリーマンの僕には条件がかなり不利になってしまいます。 そんなわけで、電子ピアノを使うことになったわけです。本当は生ピアノに勝るものはないと思いながらの苦渋の決断でした。

2. あとは練習あるのみ!
録音機器が全て揃ったら、あとは僕自身の演奏そのものが問題になりますね。 公開を意識して録音し始めて改めて痛感したことは、ミスのない録音を取ることの難しさでした。 部分的には上手く弾けているようでも、曲全体を通して弾くと、必ず痛いミスが生じます。 再び録り直すと、今度はその部分が上手く弾けている代わりに、別の部分でミスが生じます。 良い部分だけつなぎ合わせることができればどれほど苦労は少なくなるだろう、と思ったりもしますが、 これは、不可能な要求ですね。 そこで、演奏公開を意識してからは、ミスを徹底的に減らすことを意識して練習し(具体的には ミスをしやすい箇所を取り出して徹底的に手に馴染ませて、曲全体を通しての得手・不得手をなくす)、 あとは、ひたすらテイク数を増やすことで、ベスト録音を少しでも良いものにしよう、と努力しました。 と言うと、相当真面目に練習してそうに聞こえてしまいますが、ノクターンやマズルカは、即日練習即日録音 というやっつけ仕事(?)もかなり多かったりしますので、実際はかなりいい加減なものです。 要は、どこで妥協するか、ですね。趣味でピアノを弾いている以上、練習時間にも限りがありますし、 その限りある練習時間の中でいかにアウトプットの質と量を同時に高めていくかが重要ですね。 案外、僕の演奏は妥協の産物だったりしますが、それは「量」も優先したいという考えからです。 これからも、あまり固くならずにマイペースで充実させていこうと思っています。

公開曲目の練習の様子(練習日記)

ここで公開している曲は大抵、過去に一度以上は録音経験のある曲ですが、 中には新規に取り組んだ曲もあります。

1. ノクターン第2番変ホ長調Op.9-2
録音:2006年3月14日 練習期間:約1日
この曲は、ショパンのノクターンの中でも最も有名で、かなり古いレパートリーなのですが、 実を言うと、あまり思い入れのない曲なんですよ(この曲が好きな皆さん、すみません)。 最初弾いたときは、左手の伴奏音型が覚えにくかった記憶がありますが、一度弾けるようにした後は、 練習の合間などに定期的に弾く習慣があったため、記憶が定着したようです。 この曲を演奏公開のトップバッターに選んだのも、練習なしですぐに弾ける状態だったから、 という理由が大きいです。録音は3テイク程度で済ませ、最もマシなものを選びましたが、 自分自身満足できていない部分が結構多いです。基本的なテンポ自体、かなり速いですし、 おかしなところに意図しないアクセントがついてしまったりして、落ち着いて聴けない演奏かも、 と思っています。こういう「易しい」と言われる曲でも、音楽的に納得できるように弾くのは 結構難しいんですよね。特にショパンの曲の場合は、「易しそうに聴こえて実はさりげなく難しい」 ということが多いです。聴くだけの方にはこの事実が分かりにくいと思います。 ショパンの曲のどこがどう難しいのか?と思われた方、何でも良いので、是非、ショパンの曲に 挑戦してみてください!ショパンの曲の「難しさ」を体で感じることができると思います。

2. ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
録音:2006年3月19日 練習期間:約5日
これもショパンの曲の中ではほぼ「最古」と言ってもいいくらい古いレパートリーです。 この曲は僕のピアノ学習時代の大目標で、この目標があるからこそ、ピアノを続けられたとさえ言えるほどです。 だから、たとえ拙くても、全曲通して弾けるようになったときは嬉しかったですし、達成感もありました。 その達成感が大きかったからか、全曲通して弾いた回数は、おそらく一番多いのではないか、とさえ思います。 だから、実を言うと、この曲は、1音1音、楽譜に起こせるくらいに頭の中に入っていますし、指も覚えています。 今はさすがに1曲にこれほど時間をかける練習はしなくなってしまいましたが、一時期狂ったように この曲ばかり弾いていたのも無駄ではなかったと今になって思います。 でも、公開を意識して全曲をさらっていくと、苦手箇所が色々出てきて、それをつぶしていく作業が結構大変でした。 この曲の序奏部では4度和音の半音階進行が4回出てきますよね。そのうち3回目は、その他の3回と少し違って、 上部音の進行が1箇所全音になったり、ミ→ファへの5指越えがあったりして、僕にとっては嫌な動きです。 公開中の演奏はこの部分で少しつまずいています。まだ序奏なのだからここで止めてもう一度弾き直せばよかったんですけど、 ここでつまずいたことでその後は緊張せずにリラックスして弾けたため、皮肉にも、逆にその後は、 他のテイクよりも上手く弾けてしまいました。というわけで、このテイクを選んだというわけです。 しかし、この曲を弾いた方も実感していると思いますけど、その他にも難所は色々ありますよね。 主部は跳躍が大きくても曲全体を通して3回出てくるので、弾き込み回数を重ねれば自然に上手く弾けるように なってしまうと思いますが、その途中に出てくる色々な部分が厄介だったりしますね。 あとは、中間部の左手のオクターブ連続がこの曲の難所として有名ですね。 ここは速さも大切で、脱力ができていればある程度速く弾くのはそれほど難しくないのですが、 最初から飛ばしすぎると、最後まで筋力が持たなくて力尽きてしまう、という問題があって、 この演奏でも、最後の方でバテているのが、聴き取れるのではないか、と思います。 それほど目立たないにしても、右手の和音にスラーがかかっていないのは、それだけ余裕がない証拠ですね。 それから、この録音では、主題が戻ってきたところで、左手に疲労&違和感が残っていることが原因で、 少し流れがおかしくなっていますし、ミスも出てしまいました。全体を通して、やや完成度が甘いような気がしますが、 小ブランク明けでここまで弾けていれば、自分の耳で聴いてもとりあえず及第点かな、と思い、そのまま公開してしまいました。 これも一種の妥協の産物ですね。今の僕にもこれ以上の演奏をすることは難しいので、再録音の予定は今のところなし、です。

3. ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
録音:2006年3月29日 練習期間:約2日
僕のピアノ歴の中で、このワルツ7番に取り組んだ時期はかなり早かったです。 ノクターン2番同様、練習の合間に常日頃から弾いていたため、いつでも楽譜が起こせるくらいに 記憶が定着しています。ノクターン2番と違い、さすがに練習なしでこの曲を、HPで公開できるくらいの 完成度で弾くことは難しく、1日2時間程度の練習に2日間を割きました(他の曲も同時進行で弾いていたので、 正味の練習時間は1時間強程度だと思います)。この曲のおおよその構成は、ABCBABですが、技術的な課題は、 3回登場するB部の8分音符の連続部に尽きるのではないか、と個人的には思っています。 この曲を弾かれた方は痛感していると思いますが、ここの右手の8分音符は、結構弾きにくくて 粒が揃いにくいんですよね。左手の跳躍をケアしながらなので、右手がいい加減になりがちですが、 それで妥協していたら完成度が上がらないので、ゆっくりでもいいから確実に鍵盤を捉えるように しっかり手に馴染ませていくという地道な作業が必要になりますね。この8分音符のパッセージが難しい原因は、 「左手の跳躍がある」、「右手に同音連打がある」、「弱い4指と5指を頻繁に使う」の3つではないか、 と分析できます。その他も、例えば主部のA部も微妙に弾きにくくてリズムが崩れやすいんですよね。 ワルツとしては易しい部類に入ると一般に言われていますが、実際に完璧に仕上げようとすると、 思いの他弾きにくいことを感じてしまう、厄介な曲ではないか、と思います。 この演奏は、8分音符の連続するパッセージに一部音の不揃いがありますが、 今回は、これを、ピアノのアクションのせいにして逃げてしまいました。 この曲は、それほど練習の負担も大きくないので、もしかしたら再録音するかもしれないです。

4. マズルカ第49番へ短調Op.68-4
録音:2006年3月31日 練習期間:約1日
ショパンのマズルカは個人的には、短調の作品を中心に、好きな曲が多いのですが、 「ショパン好き」を自称しているにもかかわらず、ほとんど弾いたことがなかったんですよ。 実はこの曲もほとんど未着手だったのですが、 この曲をマズルカのトップバッターに選んだのは、「易しいから」という理由もありますが、 「曲想が好きだから」という理由も大きいです。楽譜も見開き2ページなので、人前で弾くのではなく、 録音を残すためだけなら暗譜の必要もなく、楽譜を見ながら弾ける状態にまで持っていけば良いのも 楽でいいですね。実際、マズルカ独特の半音階的な和声進行があったり、臨時記号が多かったりで、 覚えにくい曲なのですが、技術的には易しいので、あとは記憶力勝負になります。 …と、技術的なことばかり書きましたが、音楽的にはすごく深い曲で、僕はこの曲がたまらなく好きなんですよ。 ショパンが39歳、死の病床で書いて、ピアノで音にすることができなかったと言われる、 文字通り、ショパンの「白鳥の歌」と言える1曲で、天国に旅立つショパンの最後の思い、深い悲しみと ピアノに対する純粋な思いが伝わってきて、弾いていて泣けてきます。 この曲を通して、ショパンのそのような思いを「代弁」するのが僕の課題だったのですが、 この演奏がその「課題」を克服しているかどうかは、正直自信がないです。 でも、この演奏を聴いて、心を動かされたという方が1人でもいてくれたら、嬉しいですね。

5. マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
録音:2006年5月23日 練習期間:約2日
この曲は、ショパンのマズルカの中でも最も有名な曲で、皆さんもよく知っている曲だと思います。 それにもかかわらず、この曲も演奏を公開することを意識して練習するまではほとんど未着手でした。 この曲も見開き2ページの曲ということもあり、暗譜をせずに録音に臨むという手抜き練習で行こうと決めて、 練習に取り掛かってから、約2日間でこの録音を取りました。楽譜を見ながらなので、途中トリルの入り方、 リズムなどに若干の乱れがあり、満足できる演奏ではないですけど、大きな不満のない演奏には 仕上がっていると思います。これも、演奏曲数の頭数を揃えることを意識した妥協の産物です。

6. マズルカ第1番嬰へ短調Op.6-1
録音:2006年5月23日 練習期間:約7日

7. 雨だれの前奏曲
録音:2006年5月26日 練習期間:約1日
この「雨だれの前奏曲」も、ショパンの名曲の定番ですね。 「憧れのショパンの名曲」という位置付けで この曲を聴いている方も多いのではないか、と思いますが、実は、難易度的にはかなり易しい曲です。 何故か全音ピアノピースでは難易度E(上級)になっていて、その理由が僕にはよく分からないのですが…。 この曲を弾く上で注意したいのは、主部の主題の左手の伴奏で、ラ♭の単音の連打で、ここは単調にならず、 かといって、音間隔が不自然になったり不均等になったりしないように、細心の注意を払いながら、 柔らかく音を作っていかなければならないことだと思います。しっとりとした潤いのある音色で、 カクカクしないように、柔らかく心地よいルバートをかけながら主旋律を歌うことが必要です。 そう考えると、この曲を音楽的に弾くのは、それほど易しくはないとも言えそうです。 ただ、ショパンの名曲を1曲でもいいから何か弾きたい、という方には、 この曲をおすすめしたいと思います。有名なワルツ(小犬のワルツや7番など)よりもはるかに易しい曲なので、 初級の方は、ショパン入門用として、是非この曲から入ってほしいと思っています。 ところで、この録音は、ほとんど練習なし&楽譜を見ながらの録音です。3テイク程度録った中で、 一番マシなものを選びました。それでも何とか妥協レベルは上回っているので、 やや手抜きではありますが、公開しました。

8. 前奏曲嬰ハ短調Op.45
録音:2006年5月26日 練習期間:約3日

9. スクリャービン・エチュード嬰ニ短調Op.8-12
録音:2006年6月1日 練習期間:約2週間
この曲は、当サイトで公開している曲の中で、ショパン以外で初めての曲となりました。 2004年くらいから急に気になり始めた曲で、練習歴は浅いですが、2005年半ば頃から約1年間、 断続的に弾いていました。でも、それで仕上がってくるほど生易しい曲ではなく、 やはり仕上げるには意を決して取り組まないといけない曲だということを身をもって感じました。 この曲は、右手がほとんどオクターブで動き回る上に、左手の伴奏音型が幅広くて激しい跳躍も多く、 同じ主題の伴奏でも登場するたびに微妙に変化したりして、覚えにくいことこの上ないです。 これは、再現部の和音の連続部についても同様で、この曲を弾いていて、「もう少し記憶力がよかったら…」 と何度も思いました。なかなか覚えられないという悩みを解決してくれるのは、 とにかく正しい弾き方で根気強く弾き続けて、体で覚えてしまうことだと思います。 あまりにも原始的すぎますが、これに勝る必勝法はないと思いました。 この演奏は、通して弾けるようになって間もない頃のもので、改善の余地は大いにありますが、 最初の方で右手が突っかかってミスした箇所以外は、右手のミスはほとんどなく、 何とか聴ける録音となったため、そのまま公開してしまいました。 本当はもう少し速いテンポで弾かなければならない曲なのに、テンポが上がっていないのは、 そういう理由によるものです。 それにしても、この曲は結構人気が高いんですね。再生回数一覧を見ていると、 この曲が結構上位に来ていて、この事実には、演奏者自らが驚いています。 やっぱり、この曲はかっこいいですよね。僕も最初にこの曲を聴いたときは、聴き惚れたんですけど、 この演奏を聴いて、同じように感動された方が1人でもいてくれたら、演奏者としてとても嬉しいです。

10. 子守歌変ニ長調Op.57
11. マズルカ第36番イ短調Op.59-1
12. マズルカ第45番イ短調Op.67-4
13. ノクターン第7番嬰ハ短調Op.27-1
14. ノクターン第17番ロ長調Op.62-1
15. ノクターン第18番ホ長調Op.62-2
16. ドビュッシー・アラベスク第1番ホ長調
17. 幻想ポロネーズ
18. 3つの新練習曲第1番へ短調
19. 3つの新練習曲第3番変イ長調
20. ノクターン第8番変ニ長調Op.27-2
21. ノクターン第20番嬰ハ短調遺作
22. ワルツ第14番ホ短調遺作
23. マズルカ第38番嬰へ短調Op.59-3
24. ドビュッシー・月の光(ベルガマスク組曲〜第3曲)
25. ノクターン第10番変イ長調Op.32-2
26. ノクターン第5番嬰ヘ長調Op.15-2
27. ノクターン第1番変ロ短調Op.9-1
28. ノクターン第9番ロ長調Op.32-1
29. ノクターン第15番ヘ短調Op.55-1
30. 舟歌嬰ヘ長調Op.60
31. プレリュード第4番ホ短調Op.28-4
32. マズルカ第11番ホ短調Op.17-2
33. マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1
34. マズルカ第27番ホ短調Op.41-2
35. ワルツ第19番イ短調遺作
36. ワルツ第18番変ホ長調遺作
37. プレリュード第13番嬰ヘ長調Op.28-13
38. マズルカ第43番ト短調Op.67-2
39. マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3
40. エチュード変ニ長調Op.25-8
41. エチュードハ短調Op.10-12「革命」
42. ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3
43. ブラームス・ワルツ変イ長調Op.39-15
44. ラフマニノフ・エレジー変ホ短調Op.3-1

45. 幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
録音:2007年1月17日 練習期間:かなり長いです
幻想即興曲は、ピアノ学習者が「憧れの曲」として挙げる多いショパンの名曲ですね。 僕の場合も例外ではなく、初めてこの曲を聴いたときの衝撃と言ったら、言葉にはできないほどだったんですよ。 まだ初級同然で、難曲という難曲をほとんど知らない幼い僕の耳にはこういう類の音楽に対する「免疫」が全くなく、 そのような僕の耳に入ってくる幻想即興曲は、まるで別世界の音楽に聴こえてくるほどでした。 もちろん、そのときから、幻想即興曲は、僕にとって「憧れの曲」という位置付けになりました。 だから、この曲も、たとえ拙くても一通り弾けるようになったときの嬉しさは、かなりのものがありました。 ところで、この曲、楽譜を見れば分かると思いますが、左手3に対して右手が4という複合リズムになっていて、 右手と左手を合わせようとすると、初めはなかなか上手く行かず、苦労するんですよね。 もちろん、「3」と「4」という数字は割り切れない数字なので、理屈で合わせようとしても無理ですよね。 従って、「慣れ」によって「勢い」で合わせるしかないのですが、いきなり「勢い」で合わせようとしても、 無理があるので、段階を踏むのが大切になります。具体的には、右手、左手をそれぞれ別々に、完全に覚えて、 手が馴染んでしまうまで根気強く練習することを優先させるのが良いと思います。 その後で、初めて恐る恐る(?)右手と左手を合わせることになりますが、そのときに一番気を付けたいのは、 拍の頭の音が揃うようにすることです。「勢いで合わせる」とは言っても、やはり合わせるべきポイントは、 きちんと合わせるという意識を持つことが大切だと僕は思っています。 また、この曲は2分の2拍子なので、右手8に対して左手6という意識を持って、細切れに練習する場合でも、 この右手8、左手6を1つの単位として、それに次の拍の頭の音を付け加えたものと、練習の単位として、 拍の頭の音を揃える練習も兼ねると良いと思います。こういう練習をしていけば、この厄介な複合リズムにも慣れて、 自然に弾けるようになってきます。ただ、それが慣れたとしても、右手の速い音型は粒を揃えるのが非常に難しいので、 最終的な課題も、そこになると思います。ここでアップしている演奏も、随分長い練習の末、録り直しを重ねた挙句、 やっと何とか妥協レベルギリギリの録音が録れたので、公開した、という経緯があります。 僕にとっては、この幻想即興曲は、技術的に未熟だった頃、背伸びをして弾いた曲のため、 その頃に弾いていたときの変な癖が残っているようで、今ではあまり得意とは言えない1曲になってしまいました。 今、少しずつ指が動くようになってきているので、もう少し上達してきたら再録音するかもしれないです。

46. ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」
録音:2007年1月22日 練習期間:約1週間?
この「小犬のワルツ」も、ショパン定番の名曲ですよね。ショパンの他の名曲ほど強い思い入れはないですけど、 この曲も、僕にとってかなり古いレパートリーです。ショパンの曲を公開するのだから、この曲は絶対に 外せないだろう、ということで、しぶしぶ(?)取り組んだ曲なんですけど、演奏を公開することを意識して 練習していて、それまでいかにいい加減に弾いていたかを痛感しました。特に、最初の方に出てくる右手の連打付き 装飾音の細かい弾き分けや、細かいパッセージの粒を揃えることが思いの他難しく、 今回は、きちんと仕上げようということで、運指についても色々考え直しました。 その結果、何とか恥ずかしくない演奏には仕上がったかな、と思っています。 まだまだ「ここはもっとこう弾きたかった」と思うポイントはたくさんありますけど…

47. スクリャービン・エチュード嬰ハ短調Op.42-5
録音:2007年2月2日 練習期間:これもかなり長いです
この曲は、一種の超絶技巧系の難曲で、腕利きのアマチュアピアノ弾きの間では、かなり人気が高い曲のようです。 スクリャービンのエチュードと言えば、前出の作品8-12の人気も高いですが、こちらの方が難易度ははるかに高い上に、 第2主題の旋律が極上の美しさで、個人的にはこちらの方が好きです。 ただ、弾くとなると話は別で、去年(2006年)の4月に着手してから、この録音を録るまで約10ヶ月間、何回かに分けて 断続的に取り組んでいました。その都度録音はしていたのですが、楽譜にして6ページのこの曲、 始まってから終わるまで休む暇がない難しさで、ところどころ苦手箇所、撃沈ポイントがあって、 なかなか思うように弾けなかったです。それでもこの曲がどうしても弾きたかったのは、 5ページ目のあの美しい第2主題(2回目)が弾きたかったからなんですけど、 一番厄介だったのは、2ページ目の16分音符が延々と続く部分と、右手に初めて登場する和音付きの16分音符の音型 だったんですよ。これは割に合わないなぁ、と感じました。 ページ毎に難易度を示すと、一番難しい箇所から順に、2→5→4→6→1→3、と個人的には感じました。 とにかく、最初の2ページを何とか乗り切ってしまえば、あとは何とかなるというのが個人的な感想です。 この曲は、アマチュアコンクールの課題曲になっていることも多いようですけど、 こんな曲をコンクールなどの大舞台で弾く気は起こらないです。「大事故」が起こりやすい曲ですから… また、機会があったら、別の超絶技巧系の曲にも挑戦したいです。

48. ラフマニノフ・パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏
録音:2007年3月27日 練習期間:約5日間
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲は、パガニーニの主題提示の序奏と24の変奏からなる大曲で、 本来はピアノと管弦楽のコンチェルト的な曲ですが、この第18変奏はこの曲の大きな山場、ツボで、 この18変奏だけ単独でピアノ独奏として演奏されることも多いです。原曲の調性は変ニ長調ですが、 ニ長調の編曲もあって、こちらで演奏されることも多いようですが、やはりこの旋律とハーモニーの雄大さや独特の雰囲気は 変ニ長調でなければ出せないと思い、あろうことか、原曲の楽譜を引っぱり出して、自ら編曲をしてしまいました。 身の程知らずと言われても仕方ないですが、趣味で弾いている以上、このような無茶苦茶な試みは許されるだろうと考えながらも、 できるだけ原曲に忠実に、できるだけたくさんの音を盛り込んで、欲張った編曲にしてしまいました。 その分、演奏も難しくなって、全く余裕がなくなってしまいましたが、何とかこの曲のイメージを損なわない演奏ができたと 思っています。本当にこの旋律とハーモニー、好きなんですよ。

49. エルガー・愛の挨拶
録音:2007年3月27日 練習期間:約3日間
エルガー 50. ショパン・ノクターン第19番ホ短調Op.72-1
録音:2007年7月8日 練習期間:約3日間
51. ショパン・ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
録音:2007年7月9日 練習期間:約3日間い
52. ショパン・プレリュード第1番ハ長調Op.28-1
録音:2007年7月11日 練習期間:約3日間
53. ショパン・ポロネーズ第3番Op.40-1「軍隊ポロネーズ」
録音:2007年7月11日 練習期間:約3日間
54. ベートーヴェン・ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
録音:2007年7月14日 練習期間:ほとんどなし
55. ベートーヴェン・エリーゼのために
録音:2007年7月30日 練習期間:約2日間
56. ランゲ・花の歌
録音:2007年7月30日 練習期間:約2日間
57. ショパン・ワルツ第9番Op.69-1「別れのワルツ」
録音:2007年7月30日 練習期間:約2日間
58. ベートーヴェン・ピアノソナタ第8番「悲愴」第1楽章
録音:2007年8月1日 練習期間:かなり長いです
59. バッハ・主よ人の望みの喜びよ
録音:2007年8月4日 練習期間:約3日間
60. ベートーヴェン・ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章
録音:2007年8月4日 練習期間:約1日間
61. ショパン・コントルダンス変ト長調
録音:2007年8月10日 練習期間:約2日間
62. メンデルスゾーン・ベニスのゴンドラの歌Op.30-6
録音:2007年8月10日 練習期間:ほとんどなし
63. チャイコフスキー・「四季」より6月「舟歌」
録音:2007年8月11日 練習期間:約3日間
64. ブラームス・間奏曲イ長調Op.118-2
録音:2007年8月23日 練習期間:約3日間
65. ショパン・マズルカ第10番変ロ長調Op.17-1
録音:2007年8月28日 練習期間:約3日間
66. ショパン・マズルカ第58番変イ長調遺作
録音:2007年8月28日 練習期間:約2日間
67. ショパン・マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
録音:2007年8月31日 練習期間:約1日
68. ショパン・マズルカ第29番変イ長調Op.41-4
録音:2007年8月31日 練習期間:約1日
69. ベートーヴェン・ピアノソナタ第8番「悲愴」第3楽章
録音:2007年9月12日 練習期間:長いです
70. ショパン・エチュードホ長調Op.10-3「別れの曲」
録音:2007年9月16日 練習期間:長いです
71. リスト・愛の夢第3番
録音:2007年9月16日 練習期間:長いです
72. ショパン・エチュード変ト長調Op.10-5「黒鍵」
録音:2007年9月23日 練習期間:長いです
73. ショパン・マズルカ第37番変イ長調Op.59-2
録音:2007年9月24日 練習期間:約5日間
74. ショパン・マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2
録音:2007年10月27日 練習期間:約1日
75. ショパン・マズルカ第14番ト短調Op.24-1
録音:2007年10月28日 練習期間:約1日
76. シューマン・謝肉祭〜第12曲「ショパン」
録音:2007年10月28日 練習期間:約2日
77. ショパン・ワルツ第3番イ短調Op.34-2
録音:2007年11月17日 練習期間:約3日
78. ラフマニノフ・前奏曲第5番ニ長調Op.23-4
録音:2007年12月27日 練習期間:約5日
79. ショパン・ノクターン第13番ハ短調Op.48-1
録音:2008年1月1日 練習期間:長いです
80. マスネ・タイスの瞑想曲
録音:2008年1月12日 練習期間:約2日
81. フォーレ・シシリエンヌOp.78
録音:2008年1月12日 練習期間:約2日
82. グリーグ・抒情小曲集〜ノクターンOp.54-4
録音:2008年1月14日 練習期間:約1日
83. ショパン・ノクターン第21番ハ短調遺作
録音:2008年1月14日 練習期間:約2日
84. ドビュッシー・夢想
録音:2008年1月21日 練習期間:約1日
85. ドビュッシー・亜麻色の髪の乙女
録音:2008年2月2日 練習期間:約2日
86. メンデルスゾーン・春の歌Op.62-6
録音:2008年3月16日 練習期間:約1週間
87. シューベルト・即興曲変イ長調Op.90-4
録音:2008年3月16日 練習期間:昔たくさん弾いた思い出の曲なので…
88. シューベルト・即興曲変ト長調Op.90-3
録音:2008年3月16日 練習期間:約5日
89. シューベルト・即興曲変ト長調Op.90-2
録音:2008年3月16日 練習期間:これも昔かなり弾き込みました
90. ラフマニノフ・前奏曲第7番変ホ長調Op.23-6
録音:2008年3月25日 練習期間:約3日
91. シューベルト・楽興の時第3番Op.94-3
録音:2008年3月26日 練習期間:約1時間
92. ショパン・マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3
録音:2008年3月29日 練習期間:約5日
93. ショパン・ワルツ第2番変イ長調Op.34-1
録音:2008年3月29日 練習期間:これも昔よく弾いていました

最近練習中の曲(2008年3月末現在)

ショパン・スケルツォ第2番
ショパン・ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」
ショパン・エチュードOp.25-1
ラフマニノフ・前奏曲Op.23-5

最近の練習の状況・考えていることなど

最近、このページの更新を完全にストップしていて、練習記録と呼ぶのは相応しくないページになっていますね。 この練習記録を楽しみにしている皆さん(本当にそんな奇特な方がいらっしゃったら嬉しい限りですが)には 申し訳なく思っています。一応、書きたいネタは豊富にあるのですが、読んで下さる方が本当にいるかどうか 分からない今の状況では、このページを更新してもただの独り言となってしまう可能性もあり、生来の筆不精と相まって、 更新のモチベーションがすっかり低下していました。しかし、僕が最近何を考えながら練習や録音、さらには更新に 取り組んでいるのかを皆さんに伝えることで、何がしか共感していただき、ひいては、それがこのサイトの発展につながる 可能性があるのなら、この労力も全く無駄ではないと思うに至った次第です。

前述したように、僕の場合、平日は練習時間が全く取れない状況のため、ピアノのテクニックの全盛時代だった学生時代の 技術レベルを取り戻すことがどうしてもできず、もどかしい思いをしていますが、今の状況でも上級レベルの曲を 何とかものにするだけのレベルは維持できているため、まとまった練習時間が取れるときに、難曲に取り組んで アップできるように頑張っていきたいと思っています。当初は華やかな難曲を次々と録音・公開して、 演奏公開系のサイトとしてブレイクしたいという気持ちが強かったんですけど、現実は厳しく、今弾いている電子ピアノの アクションの重さと鍵盤の戻りの遅さ、そして練習時間の少なさという壁にぶつかっています。 もちろん僕自身のテクニックの問題もないわけではないと思いますが、アコースティックピアノでは手になじんで 楽に弾けていた部分が、今の電子ピアノではコントロールにかなり苦労しているのが現実です。 同じ部分をクラビノーバで弾いてみると、鍵盤が軽くて戻りも速く、今弾いている電子ピアノよりもかなり楽に弾けるのも 事実なので、最悪の場合、CLPシリーズへの乗り換えも検討する必要がありそうです。 もちろん、何よりも望ましいのは、たとえアップライトではあっても、本物のピアノで練習して録音を行うことですが、 今の状況では厳しく、さらに録音の音質を考えた場合、どう弾いてもきれいな音で録音できないため、 今の状況を変えることは現実的には不可能という気がします。従って、この環境で僕自身がどこまで頑張れるか、 そしてどこまで難曲の完成度を挙げられるかにかかっていると言えます。

…と、DGP-7の気になる点ばかり書き連ねてしまいましたが、こちらの演奏を聴いていただければ分かるように、 緩徐系の曲では、その持ち味をいかんなく発揮してくれる優れものであることは確かです。 表現力も豊かなピアノですし、自分がイメージしている音色やデュナーミクもそこそこ再現されます。 もちろん、タッチによる音色の微妙な弾き分けができないのは仕方ないと思いますが、 粗雑なタッチでも、美しい音色で反応してくれるのは、電子ピアノならでは、と思います (逆に言うと、電子ピアノばかり弾いていると、タッチと音色の微妙な感覚が鈍ることになりますが)。 それはともかく、DGP-7はアクション的にも、昔持っていてほとんど弾かなかったDUP-10Bとは比べ物にならないほど優れています。 僕はヤマハのまわしものではありませんが、DUPシリーズの悪いイメージが残っていて二の足を踏んでいる方がいらっしゃったら、 DGPは、DUPよりもアクション的に格段に優れたピアノだということだけは強調しておきたいと思います。 但し、CLPシリーズの方が鍵盤がずっと軽く、コントロールしやすいピアノであるため、 気持ちよく弾きたい方は、CLPシリーズの方がよいと思っています。僕自身は軽いアクションのピアノの方が好きなので、 CLPの方がよかったかなぁ、という気持ちがあるのも事実ではあります。