ショピニストへの道・掲示板・事件簿1
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当サイト立ち上げからコンテンツ作成にいそしんだ結果、当サイト・ショピニストへの道は順調にアクセス数を伸ばし、 2003年夏頃にはトップページベースで1日300人を超える人気サイトに発展しました。 現在の訪問者の中にも、当時を懐かしんでひそかにこっそりと覗きに来る方もいらっしゃるのでしょうか。 そうだとしたら、こっそりメールでも送っていただけると大変嬉しいです。

掲示板も盛況で、1日10件以上の書き込みが常時続くほどまでになりました。 書き込みが少ない頃から、1人1人に丁寧に返信を続けてきたのが実を結んだのだと思います。 巨大掲示板ならともかく、個人サイトでこの書き込み数はすごいと仰っていた方もいました。 しかも大手掲示板のような殺伐とした雰囲気と違い、こちらは平和そのもの、和気あいあいの雰囲気で、 皆がピアノについて平和に語り、励まし合い教え合う、そういう場になっていました。 管理人としても、立ち上げ当初、半年前から1年足らずでこの盛況ぶりになることは予想していなかったため、 これは望外の喜びでした。掲示板書き込みに比べると、メールは少なかったのですが、 その分、メールでは日常生活やピアノのことなど、掲示板ではとても話せない個人的なことなどを話せる相手もできて、 インターネット生活は充実していました。

常連客が1人また1人と増えるにつれ、色々な人が来るようになりました。 その中には訪問者の共感を求めてか、決して悪気はないと思うのですが、他人の悪口を言う人も現れ始めました。 管理人の僕に対しても、「そうやって自分の世界を人に語るものではないと思う」という批判までしてきて、 それを読んだ僕は、やや腹が立ちましたが、反論すると掲示板の雰囲気が悪くなって常連者が離れてしまうと思い、 無視して静観することにしました。しかしこの人が、例の悪口を言い続け、1人の新常連客と共感しながら、 増幅が始まっていました。「これはちょっとまずいかな、注意した方がいいのかな、でも雰囲気を壊したくないし、 難しいなあ・・・」と悩んで静観していました。

するとそこに管理人の姿勢を強く非難する匿名者の書き込みがありました。 2003年10月下旬頃だったでしょうか。ショパンの命日が終わった後だったと思います。 「このような書き込みを注意せずに放置するのは管理人として問題だ。法的にも完全にアウトだ。 人気取りに必死なのは分かるが、更新もストップしていて放置しているし、管理人は何を管理して管理人と名乗っているのか。クズですね」 という投稿でした。これには本当に驚きました。 腹が立ったのは当然ですが、「法的に完全にアウト」って、俺は刑務所行きか、とビビったものです (僕は理系の最高峰出身ですが、法学の知識はゼロで当時民事も刑事もよく分からないほどでした)。

特定の個人を誹謗中傷するなど問題の投稿があった場合、管理人の一切の裁量で一方的に無断削除できる権限を持っているとはいえ、 訪問者がせっかく時間と労力をかけて自分の掲示板に投稿してくれたものを、無断で機械的に強制削除するのは 人間としてなかなかできないものです。そのように悩んだ末に削除できず悶々としていたのを、 何の気遣いもなく「放置」と一刀両断されてしまったわけで、この人こそ全く人間性もデリカシーのかけらもない「クズ」だったわけですが、 1人の訪問者が「「クズ」この言葉そっくりそのままあなたにお返しします」と彼に言ってくれたのがせめてもの救いでした。 その他、常連の方々は全員、管理人の強い味方で、この匿名の書き込み者を力を合わせて撃退してくれました。 常連以外の方からも管理人に強い励ましの言葉をかけていただき、この匿名の書き込み者の問題発言に対して強く非難してくれるなど、 周囲は全員、僕の味方でした。

もう1つの指摘事項であった未完のコンテンツがそのままになっていたことに関しては、 他人にとやかく言われるものではないと思います。購読料をもらっている有料コンテンツであれば未完であることを非難されても 仕方ないとは思いますが、無料で訪問も任意な普通のサイトのコンテンツが未完であることを何故に この掲示板で他人に非難されなければならないのか、全く理解不能でした。 その言いがかりがあまりにも滑稽で、思わず笑ってしまったものでした。

実はこの人、この後も度々この掲示板を荒らす常習犯となっていました。 実は掲示板のアクセスログを取っていて、裏で見ていて判明したことでした。 上の書き込みも管理人の隙を虎視眈々と狙った上で この時が来たとばかりに投稿した「荒らし」目的の単なる言いがかりだったことが判明しました。 この人の荒らしの手口は様々で、最初はこのような「言いがかり」、そして後になると特定の訪問者に成りすまして問題発言をする、 匿名で名前を様々に変えてわいせつな書き込みを繰り返すなどでした。 訪問者は皆さん頭の良い方ばかりで、このような荒らしを無視してくれましたが、 問題だったのは、このような荒らしがたった1人の粘着質な常習犯によって行われていたことでした。 (数人にしか明かしていませんが、後にこの人が何者であるかを知る重要な証拠を得ることになります。→後述)

掲示板の管理はストレスがたまる苦行であることが徐々に思い知らされ、苦痛になってきました。 それというのも、掲示板を荒らす人間に100%の非があるのに、その人間は何の処罰も受けず、 健全な運営を心がけている善良な僕とその他の善良な訪問者が被害を受ける、という構図が矛盾していて、 このまま手をこまねいて見ているだけで泣き寝入りするしかないのか、 これを改善する手立てはないものか、この荒らしに対して具体的に法的な措置を取れないものか、 そうてなければ掲示板運営は徒労以外の何ものでもないのではないか、と本気で考えたこともありました。 しかしその一方で、多くの楽しい書き込みがあると、こんなことでくじけてはいけない、頑張って続けようという気持ちも湧いてきて、その狭間で揺れ動いていました。

「インターネットの理想」を思い描いて立ち上げ運営が軌道に乗りつつあったところに、このような「現実」に直面し、 徐々にモチベーションが低下してきていたのは確かでした。 そこに追い打ちをかけるように次の掲示板大事件が勃発します。

次は、ショピニストへの道・掲示板・事件簿2 です。

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